行政書士試験は・・・・
現在は10月にこのブログを書いていますので、あと1カ月半ぐらいで行政書士試験がやってきます。
私はこの時期になると自分が試験を受けた当時のことを思い出します。
当時私はシンガポールで仕事をしていたので、一時帰国して試験を受けました。
シンガポールからは東京より大阪の方が近いので、大阪の近畿大学で受験しました。行政書士試験は全国どこでも受験できるので、この点はとても便利でしたね。
当時の私はシンガポールから大阪に行くときはいつも難波のカプセルサウナホテルに泊まっていましたので試験の時もそこに泊まり、試験前日はカプセルホテル内のテーブルのある部屋で1日中、自分ノートを最終確認していました。
行政書士試験はかなり特殊だと思います。
まず、科目に一般知識というものがあって、法律とは関係ない政治経済、社会情勢など幅広い知識が問われます。聞いた話では法令科目は完璧なのに、一般知識で合格ラインに届かなかった人が一定数いるそうです。
私の様に一般知識で点数を稼いで、法令科目でギリギリ合格したような人間からすれば、申し訳ない気持ちになります ^_^;
次に行政書士試験は、憲法、民法、行政法、相続、不動産、登記etc.その試験範囲は幅広く結構難関試験だと思うのですが、合格しても実務知識にはあまり直結せず、実務をこなすには結局、その分野について深く学び直す必要があります。
しかも他の仕業と違って、独占業務というものがなく、常に業際問題(他の仕業の領域に踏み込んでいないかという問題)を意識しながら行動しなければならなく、もどかしい事が多い...
行政書士として仕事をしている今となって思うことは、確かに行政書士には幅広い知識が要求されるので
そういう意味では一般知識科目で合格ラインをクリアするようなアンテナを張る能力、法令科目等で法律用語や基本的な考え方を身に着ける必要性という意味で、一見理不尽な行政書士試験も、案外的を射ているのかもしれませんね (^^)